プロフィール

【海外勤務?海外在住?国際結婚?んなこたどーでもいいんですっ!
アメリカに秋葉原の様なオタクの聖地がないのが、オタクにとって死活問題なんですって!】

さて、アメリカのシカゴに秋葉原を作りたいオタクのラーメン屋こと揉蔵(もみぞう)です。

お時間頂き大変恐縮です。

ちょうど『エヴァンゲリオン』が大流行りしていた時に学生だった第3世代オタク、
90年代がオタク青春時代の古いオタクです。

えーっと…ドラグスレイブの詠唱は今でもできます。


まぁ いま40歳過ぎて詠唱しても心にグッサリとダメージ入って、
誰も居ない仕事場で立てなくなりそうになるだけですけどね。



堀江由衣さんの『天使のたまご』まだ放送しているのですね…
私は田村ゆかりさんの『いたずら黒うさぎ』派で御座いましたよ。


いたずら心も40歳すぎればワクワクなどせず、
日々毛根から卒業していく頭髪に未練タラタラの毎日…

基本にもれず『オタク迫害時代をダンゴムシの如く生きたオタク』が故、
モテないタイフーンが巻き起こっている当ブログでは御座いますが、
しばしお付き合い頂ければ幸いです。

揉蔵(もみぞう)とは何者なのか?

アメリカのシカゴに住む、どこにでもいるモブオタクです。
1981年生まれの現在41歳の男
鹿児島生まれ、千葉出身
年上の台湾人女性と結婚し2人暮らし

沖縄発のグループ『BEGIN』の真ん中の人、もしくは裸の大将とクリソツとか言われます。
似ているのではなく、クリソツです。

20代半ばからラーメン屋でバイトをし、仕事が終わってからニコニコ動画ばかりを見る生活をしていたら、いつの間にかアメリカのシカゴでラーメン作ってました。

現在はシカゴの片田舎にある個人ラーメン屋の従業員としてイソイソと仕事をしています。

人生で迷った時には何の目的もなく秋葉原に行って、
『秋葉原の空気を吸って帰路につく』と言うルーティンでしたので、
秋葉原がないアメリカに心底絶望しております。


【オタクの教科書】に沿った揉蔵の歴史

・与論島出身の両親から鹿児島の地で誕生。
晴れときどき『火山灰』 雨のち『火山灰』と言うオリジナリティーあふれる天候に怯えて過ごす

・小学校に上がると同時に東京に引っ越す。
母親に『東京はちゃんと電気つくの?(涙目)』『東京にはビックリマンチョコ売ってるの?(涙目)』とイミフな不安を抱えながら都会へ進出

・小学6年生のゴールデンウィークに父親の仕事の都合で千葉にゴールデンなタイミングで転校をする。
ゴールデン級にクラスになじめず『僕はこの小学校で卒業なんかしたくないっ!』とゴールデンな不登校をかます

・中学の時にアニメとアニソンと声優に激ハマり、魂を持っていかれる。
声優ラジオを録音する為の『120分カセットテープ』を何個も買うために人生の中で一番頑張る

・高校の時に伊集院光の深夜ラジオから
『モテない男がこの世で生きていく為の術とマインド』を学び、
女子が半径4メートル以内にいる時はシッカリと息を止めて存在を消して学生生活をエンジョイする

・『もしかしたら声優と会えるかもしれんっ!』と言う死亡フラグビンビンな理由でテレビ・舞台大道具の仕事に就くが、オラオラな環境でオラオラな人しかいない中、キングオブ死んだ魚の目になりつつトイレの個室で隠れてご飯を食べる日々という見事なフラグ回収

・大道具時代に『男だったら【飲む】【打つ】【買う】だろっ!それが出来ないならこの業界は無理だぞ、お前よぉ!』と言われ、
好きでもなかったギャンブルやら酒やらで借金がザクザク貯まる

100円で買ったパスタにお酢だけをかける渾身の自炊『酢パスタ』を咀嚼中、親に借金がバレて実家に強制送還

・地元の唯一の友達から工場勤務の仕事を紹介してもらい
いきなり不景気の影響で週3日のみ勤務になり『俺は悪くねぇ、不景気と会社がワリィんだ、俺のせいじゃねぇ、政治と日本がワリィんだ』とテンプレの様なクソ息子ぶりを発揮しながら、アイドルマスターのMADを見つつ、パンイチで週の大半を過ごす

・『いい歳して女の子ばっかり出てくるアニメ見てないで時間あるならバイトでもしろっ!』と母親に泣きながら救急箱をぶつけられラーメン屋でバイトをし始める

・ラーメン屋の正社員になったとたん偉い人から
『アメリカに一号店を出したいんだけど、会社の中で30歳近くで、彼女がいなくて、独身で、何があっても大丈夫そうなのはお前だからアメリカ行ってくれない?英語話せないだろうけど。』
と言われアメリカへ





なんやかんや10年あって






『アメリカって…秋葉原がないんだよなぁ…』←いまココ


アメリカのオタク熱を肌でビンビンに感じてはいます…ハイ

『日本のアニメが海外では熱いっ!』
『海外のアニメイベントの盛り上がり方が異常っ!』
『アニメを見て日本語を学ぶ外国人が増えているっ!』

アメリカに住んで10年と少し…

そんな知らせはお腹いっぱい聞いてきた

◆ピカチュウのコスプレでハロウィンを練り歩き、
お菓子をくれないとイタズラする気満々なアメリカキッズ

◆人造人間18号の素晴らしさを
『アンドロイドエイティーン イズ キュート!アンドロイドエイティーン イズ ベリーキュート!』
と狂った様に連呼するアメリカ従業員

◆鬼滅の刃のマスクをしてコロナウイルスと戦い続けたアメリカの若者達



わかった! わかったって!

日本のアニメが大人気なのはわかった!

それはわかったから

アメリカには秋葉原の様なオタクが集まる聖地みたいな場所はないのかっ!!


私にとっちゃそちらが重要で御座いますっ!


秋葉原がいないのっ!探したけれど見つからないのっ!

そりゃメイちゃんだって、トウモコロシを持って居なくなりますよ。
ヤギなんかにトウモコロシは渡せません。
だってトウモコロシですから。


アメリカで仕事をするようになり暫くして思った事は『秋葉原の空気を吸ってないな』と言う事でした。

日々のストレスから目をそらす為、日本にいる時は目的もなく秋葉原へ行きただただオタク趣味を満喫する人々の中に溶け込み、思いっきり深呼吸をして精神を安定させてから家に帰るという事をしていました。

なので、アメリカに来てから秋葉原の様なアニメ、漫画、ゲームを主とした『オタクの集まる場所はないのか?』とネットで検索したり、長くアメリカに住んでる日本人に聞いたり、アメリカ人の従業員に聞いたりしていました。

英語は今でも得意ではありませんが、日々英語でも検索して探し続けました。

しかしアメリカの掲示板でも見かけましたが『そんなものはアメリカにはない』と言う事でした。

アメリカ人のオタクが日本の秋葉原に行って衝撃を受け、僕と同じ様な事を思いアメリカにもオタクの集まる特別な地域はないのか探している様でした。

とは言いつつも、コミック書店、玩具屋、模型屋、ボードゲーム屋などは勿論アメリカにもあります。日本のフィギュアや日本の漫画、日本のプラモ、を扱っているアメリカのお店もあるにはあります。

日系のスーパーマーケットの一角にアニメグッズを販売している所もあります。


…が規模は本当に小さく、イメージとしては日本でもある『田舎にあるポツンと佇むプラモデル屋さん』みたいな感じです。

店同士がかなり遠く、オタク趣味を持つ人は車をガンガン運転して町中を走り回る感じです。


30歳半ばでふと『秋葉原がないなら作ればよくね?』と気が狂った発言をする

今でも覚えています。

日が暮れようとするアメリカのアパートの部屋で何をするでもなく、
部屋の壁にもたれかかり、ぼーっとしながら嫁さんに


『オタクの集まる場所をアメリカにもし作れたらみんな喜んでくれるかなぁ…』と…


メンタルも顔も身体もボロボロでしたが心の底から自然とこぼれた【本音】でした。



それまで仕事の事だけを考え、身を粉にして、英語なんてほとんど喋れないのに、

『日本のラーメン屋の看板を背負って自分はアメリカに来てるんだ、挫けて帰郷するなど言語道断!大和魂はどうしたっ!恥を知れ恥をっ!』

なんて変なプライドだけデカくほざいてましたが、



実際、精神はボロボロで人件費をカットする為に、深夜一人で誰もいない店でネギを切りながら自分の無力さを責めていました。
チャーシューを紐で縛りながら泣いていました。

そんな中、自分の唯一の趣味で心の拠り所であったアニメやゲームや秋葉原の事を考える様になり、

『日本からアメリカに来たオタクはどうしてるんだろう?』
『アメリカ人は秋葉原って町の事は知ってるのかなぁ』
『自分と同じ様にオタクの町をアメリカに作れたらいいなぁと思っている人とかいないかなぁ』

そんな事を考える様になっていました。


秋葉原の様な大きな町を作る事は現実的に無理

アメリカにはオタクが集まる有名な聖地の様な場所はない

でもこれから日本のオタク文化は確実に世界に浸透する

ネットの世界が現実と変わらない世界になりつつある

しかし人なんて結局孤独を恐れるから、現実の人と関わりたい時は必ずある

オタクほど自分の知識や自分の趣味を認めてもらいた人種はいないのだから

将来必ず今以上に『コミュニティー』が大事になる

小さくても良い、自分の趣味や価値観の合う人同士で繋がる場所は今以上に必要になる

そしたらコミュ障で人生を生きづらいと感じている自分の様なオタクを救えるかもしれない

時代が変わってそれほどオタクも迫害される時代じゃなくなった

それでもオタクな自分をイジメ、自信なく人生を絶望している人の力になれるかもしれない…

アメリカ人にだってオタク文化の良さをもっと知ってもらえるかもしれない

日本のアニメが原因で、もしイジメられて引きこもっているアメリカ人の子供がいたら勇気を出してもらえるかもしれない






でもどうやって?






現実的に町を作るなんて無理な話だ

『諦めたら何も出来ない…』とかそんな話じゃなく

現実的に一人じゃ無理だ

時間もお金も知識も人脈もない

英語だって10年住んでても日本語ばっかり使っててほとんど成長してない


自分には何があるんだ?探そう…何でもいい。


小さな事でもいい。
そんな事を思っていました。


今ある自分の武器はなんだ?

何かないのか?35年近く生きてきて
アメリカで自分がオタクに出来る事はなんだ?



そして出した答えが

・ラーメン屋で働いている事
・主に90年代だけどオタクであった事
・日本人である事



…それだけか…

そんなものしかないのか…



でもこれが現実。

それでも今の自分で何とかするしかない。

オタクの集まるコミュニティーを作ってみようか…

自分なんかに出来るか?





いや無理だろ、何言ってんだ、俺だぞ?




努力なんて全くしてこなかった。自分で何かを決めた事なんて殆どない。
人が嫌いで、自分はもっと嫌いだった。

言われるがまま仕事でアメリカに来ても、
日本にいる時と変わらず毎日部屋に引きこもってゲーム実況を見る

アメリカの観光地、街並み、雰囲気…全く興味がなかった

『海外在住ですっ!海外の魅力をお伝えしていきますっ!』
『海外勤務3年目ですっ!今回は海外と日本の仕事の仕方の違いをお届けしますっ!』
『国際結婚しましたっ!ダーリンを紹介しますっ!』

そんなモノは心底どうでもよかった
『ただのマウントじゃねぇか』とも思っていた

…が、そんな捻くれたオタクだったので、本当に何もしてこなかった。
何も成長なんかしてなかった。何も残っていなかった。

そんなツケが回ってきていた。

でも、それでも何か出来ないか?そればかり考える日々になっていった


小さなラーメン屋なら自分でも出来るかもしれない

そんな自分がオタクコミュニティーを作り、オタクの為に何か出来そうな事と言えば
小さなラーメン屋をシカゴに出店する事

『あら、ここの店主はオタクなのかしら?』と思ってもらう事

マンガキャラやオタク系の会社とコラボするなんてのはまず無理
店内BGMもアニソンやらゲーム音楽を流すのにもお金がかかる

じゃあどうするか?

『店主の趣味として店内にポスターやグッズを飾るのはセーフ』
と言う事を聞いたので、まだ細かく調べつくしてはいないが、この計画で自分のラーメン屋を開けるのがまず目標

『やるなら突き抜けないと逆にコンセプトがブレるから突き抜ける』
『まずは小さく始める』


そしてシカゴで認知度をあげ
【あそこのラーメン屋の店主はちょっと頭がおかしい】と言われる様になれば
第一ステップは終了

そこからは『なんかおもしろそう』とでも思って
小さくて良いので自分の店の近くに、オタク美容院やオタクフィットネスや、
そんな店舗が出来れば…

と考えています。

自分が生きている間にそんな町は出来ないでしょうが、
自分の店が秋葉原の様な町が出来る将来のキッカケになればと思っています。

そんな事を始める為に、
現在は虎視眈々と個人ラーメン屋の従業員として仕事に励む日々です。


私と同じ様な思いをしているオタクを救いたい

私はオタクとして生きづらい人生でした。
中にはオタクでも明るくて、クラスの人気者な人はいました。

私の学生時代は少なくともオタクを口外する事はリスクがあった様に思います。
今は時代が変わりオタクである事がプラスに働くそうです。

しかし、今の時代でも私と同じ様に苦しんでいるオタクが居たら…

・人付き合いが苦手で登下校も一人、ゲームの攻略本を読みながら帰ったり
・集団で遊んだり、騒いだりするのが苦手で『同じ趣味のオタク友達が出来るなんて都市伝説だろ』と感じている人
・世の中の異性は自分の事を全員キモイと思っていると頑なに信じている人

痛いほど分かります。自分もそうでしたし、今でもそんな事はいっぱいあります。

しかし、私は転校して誰とも喋れなかった時も、不登校の時も、トイレの個室でご飯を食べていた時も、ニートの時も、アメリカで引きこもっている時も、

いつもアニメや漫画やゲームに救われてきました。

オタク文化は本当に素晴らしいと思っています。
アメリカに来て日本の素晴らしさにも気づきました。

日本のアニメの事を、違う国の人同士が興奮して楽しそうに語っている姿を間近で見ているとオタク文化は国境を越えて人と人とを繋いでくれてるなぁと感じます。

そんな素晴らしいオタク趣味が原因で
自分を責めたり、自信をなくしたり、イジメの対象になったりするのは悲しすぎる。

そんな悲しい思いをしているオタクを救いたいっ!
自信がなくて人生諦めてるオタクに自分をちょっぴり好きになってほしいっ!
あと日本の武器はオタク文化だって日本人に気づいてもらいたいっ!

ただのオタクの私が「アメリカにも秋葉原がつくれたら…」と思ってから数年、
今では自分の好きな事は好きと言い、周りにも『オタクが集まる様なラーメン屋をやりたい』と言っています。

勿論、周りからは「何をいってるんでしょうかこの人は?」な事もいっぱい言われるし、
笑われているでしょう。

でもいいんです。


やってみないと、絶対に後悔して死ぬ事になるから


このブログを通して

『何もないダメなオタクでも、何か自分でも出来るかも…』

と少しでも思い、少しでも勇気を出して動いてみようと思ってくれるオタクがいれば
『らき☆すた』も『ハルヒ』も全くわからない古い時代のオジサンオタクも嬉しいです。

まぁ まだ何も出来ていませんがねっ(笑)



……死ぬほど長くなってしまいました。

しかし今までアメリカに来てから10年分の思いを書きました。
実際まだ何も出来ていませんし、実績なんて皆無です。

それでも オタク文化万歳っ! と大きな声で言いたい。

最後までお付き合い頂きまして有難う御座いました。

寂しい思いをしているオタクが少しでも減って
あなたが充実したオタク生活を送れる日々を心から願っております。

揉蔵

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